サーヴする温度

白ワインは冷やしてサーヴする。しかし、冷やし過ぎてしまうと、アロマと風味の表現が閉じてしまう。芳香豊かなリースリングやピノ・グリは冷蔵庫で冷やしてサーヴしてもよいが、フルボディのシャルドネは冷蔵庫よりも温度が若干高い環境で冷やす方がより堪能できる。赤ワインは、18℃~20℃でサーヴするのが望ましい。

夏季は気温が高いため、赤ワインでも少し冷やした方が良い。気温が高い場所でワインをサーヴするとアルコールの香りがストレートに感じられ、ワインの持つ本来の特徴が引き出されにくくなる。

グラス

ワイン愛好家はバラエティ豊かなワイングラスを所有している。購入するブランド、スタイル、形状の選択は個人の好み、よく飲むワインの味わいや予算に因る。多くの有名なガラスメーカーは、ワイングラスの形状とサイズがワインのアロマと風味の感じ方に直接影響すると言われている。

グラスメーカーは、様々な葡萄品種とワインのスタイルを考慮してグラスを作っている。一般的には、ペンフォールズは、グラスに注がれたワインを回す際にこぼれるのを防ぐために、上質で脚の長いグラスを薦めている。ハイクオリティのグラスはそれだけでも美しく、ブケが広がってくるのを待つ間にワインの色を堪能することができる。

あまり触れられる機会がないが、不適切なグラスの保管は問題である。ワイングラスを頻繁に使用しない場合や段ボール箱に入れて保管している場合、埃が溜まりやすく、不快な匂いも吸収しやすい。木製もしくはアンティークのキャビネットでグラスを保管すれば、このような問題は発生しにくい。

使用前にグラスを洗浄しないと、ワインに汚れが移る場合がある。洗浄機を使用して洗った場合も、洗剤の跡がグラスに残る場合がある。グラスが完璧に水洗いされていないと、不快な香りを吸収しやすくなる。洗浄する前に口紅の染み汚れを取る。油分が分解され、グラスの内部をコーティングしてりまう場合がある。ペンフォールズは、グラスの保管状態が不確かな場合は、使用前にグラスを洗浄し、磨くことを推奨している。